グリーンBZ① 次世代の農業アーバンファーム

前回に引き続き2021年トレンド「クリーン&グリーン」ビジネスに注目です。

今回は、若者がリードする「次世代の農業 都市型アーバンファーム」についてご紹介します。

Check out my books

オーガニック野菜と農業の問題点


オンラインショップの発展によりオーガニック野菜、産地物産直送が可能になりました。

特に子育て中、家族の健康管理をするお母さんには関心がある人が多いでしょう。

しかし、健康に関心があり、無農薬、新鮮な野菜を手に入れたいけれど価格が割高であるため、対象消費者は家計に余裕のある金持ち層ということが正直なところです。

無農薬野菜作りをしたくても、そもそも土地が購入できないと考える人もいるかもしれません。

また、生産者、農家の年齢をみると他の産業よりも高年齢というのも事実です。

青空の下で泥まみれ、汗まみれの農業のイメージが若い世代を遠ざけてしまう理由かもしれません。

生産してもスーパーの規格に合わないために捨てられてしまう食品ロス。これも生産者が安定利益を確保できない大きな問題です。

UN Food and Agriculture Organizationのリサーチによると1/3の世界の食品が無駄に処理されているそうです。

そんなギャップとイメージを一掃する次世代の農業「美味しいものを安く提供、若い世代がテクノロジーを使用して農業に参加することを可能」にしたグリーンビジネスをご紹介します。

次世代の農業 屋内の都市型アーバンファーム


「食品の無駄を省き、フードマイレージを減らし、できるだけ使用する場所に近いところで野菜を育てる」をミッションに掲げてコンテナファームを開業したSquare Roots:スクエア・ルーツ

Square Roots is an indoor urban farming company connecting people in cities to local, real food.

全米で「The Kitchen and Next Door(キッチン・アンド・ネクストドア)」レストランチェーンを経営する創立者マスク氏は、シェフの目線で新鮮、安全、美味しい野菜の生産をしています。

<無駄な食品の削減と無駄な資源の再利用による農業革命>

・・・移動可能なシッピングコンテナーを再利用

・・・LEDライト、水、栄養と灌漑システム

・・・微天候調整が24時間ソフトフェアでコントロール可能

シッピングコンテナーを再生利用した水耕栽培で遺伝子組み換え食品(GMO)や殺虫剤を一切使用しない野菜作りをするアーバンファーミングを展開しています。

スクエア・ルーツはアメリカの食品流通業会社の敷地内にコンテナファームを設置。

食品流通会社の駐車場、倉庫、敷地内に設置することができるため、配送中におきる食品のダメージや破損を防ぎ、新鮮な野菜をパッケージして配送することを可能にしました。

野菜作りで影響が大きい天候、土壌、湿度を微気候条件でコントロールすることにより、安定した味と生産量を確保することができます。

現在、生産している野菜は鮮度の違いがわかるミント、バジル、ハーブ類、葉野菜

シッピングコンテナーを使用することにより、1/3エーカー(約1300平方メートル)で約2エーカー(8000平方メートル)の野菜生産量が生産可能です。

さらに、スクエア・ルーツ商品についたQRコードをスキャンすることで「生産日、生産者、ストアに配送された日付」などが正確にわかる情報の透明性も明確にしています。

スクエア・ルーツ創業者キンバル・マスク氏(Kimbal Musk)は、クリーン社会を作る先駆者、電気自動車会社テスラ(TESLA)のCEOとして有名なイーロンマスク氏の兄弟でIT会社Zip2の元共同者、スペース・エックス(SpaceX)の取締役です。

マスク氏は「地球上のだれもが安全な食品を手にすることにフォーカスを充てているが、いずれ火星でもスクエア・ルーツは使えると思う。」とスケールの大きなビジネスの展望を掲げています。

また、アメリカ各州の小学校で本当の食べ物について教育するために「ラーニング・ガーデンプロジェクト」も展開しています。

とにかく、この兄弟が展開する「クリーン&グリーン」ビジネスはスケールが宇宙規模にでかい!

数十年先の将来を生きている気がします。

「テクノロジー+農業」都市型ファームだけでなく、野菜作りが難しい土地、国での安定食品の供給が可能になる画期的なビジネス。是非、次世代の若者にリードしてほしいです。


幼稚園の先生とおばあちゃんが薦める絵本はこちら→「たね」「はっぱとねっこ

あわせて読みたい関連記事はこちら↓

ヨーロッパから始まり欧米ではすっかり浸透した若者たちのアーバン・ガーデニング/エディブル・ガーデン(Urban Edible Garden) 今回は、子供の食育に役立つ野菜作りと日本でもはじまった畑シェアリングについでご紹介します。

シェアする

フォローする