スマホ老眼 子どもの目のトラブル要注意!

健康な人でもけっこうかかえているのが目のトラブル。

コンピューターやスマートフォンのスクリーンを長時間見ていることで眼の疲れや不快感を感じている人が増えています。

今回は、スクリーンタイムが増えた子供達の健康に役立つ情報をご紹介します。

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子供の眼のトラブルサインをお見逃しなく

コンピュータースクリーンを長時間見ていると「目が乾燥して肩がこる」と感じることがあります。

コンピューターを使った作業をする労働者の疲労症状を調べた厚生労働省のアンケート結果によると以下のような悩みが報告されました。

Q:その他に日常の生活で気になることはなんですか?

・ TVゲームやスマホをよく使う

・ パソコンに向かう時間が長いので目が疲れやすい

・ スマホの画面がチカチカする

・ 目の乾燥が気になる

・ 新聞が読みづらい

・ 車の運転が不安

コンピューターやデジタル機器から発せられるブルーライト(青色光)は、紫外線に近いもので目の奥網膜まで届きまぶしさや目の不快さの原因になります。

スマホ世代の子供たちのスクリーンタイムが増え、ブルーライトに日々さらされています。

子供は表現力が少ないので体のトラブルサインを親に報告することが遅れたり難しかったりします。

目の検査にいって視力は下がっていないのに視界がボケると訴える場合、虫がとんでいるように視界の黒点が見えることを伝えてくる場合は専門家へいって検査することをおすすめします。

参照:厚生労働省のデータ

ブルーライトの体への影響

太陽の光の下で人間の体は生活リズム(約24時間を周期にするサーカディアン・リズム)ができ、臓器と細胞が同じリズムで機能することで健康を維持しています。

光線の中でも体内時計を合わせ人間に昼と夜を知らせるのはブル―ライト成分。人の目で見ることができる光線の中でもブル―ライトは波長が短く、強いエネルギーで眼の網膜まで到達します。

人工照明はブル―ライトを多く含み、パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイにも含まれています。

体内時計をコントロールするブル―ライトが照明やスクリーンによって一日中あびているとサーカディアン・リズムが乱され昼間眠くなる、寝つきが悪いなどの睡眠障害のほか、うつ病、疲労、抗血圧にも影響して老化現象が加速、特に眼精疲労などの原因になります。

ブル―ライトは、眼の負担を大きくするだけでなく睡眠を誘るホルモン分泌を抑制してしまうため、網膜がブル―ライトの刺激を受けると脳は「朝」と判断しメラトニン分泌が抑制され、ブル―ライトの量が減少すると「夜」と判断してメラトニンの分泌が活発になります。

寝る前にスマホを使っているとなかなか寝付けない睡眠障害を起こしたりします。

寝る前1~2時間程度はスマホ使用をやめて画面を見ないようにすることが大切です。

スマホを使いすぎによる健康の影響が報告されているので、日頃から周りにいる大人が気を配ってあげることが大切です。毎日5分でできるスマホ老眼を防ぐ眼球体操もありますよ。

参照:ブルーライト論文  ブル―ライトと体内時計の影響  ブル―ライト研究会

子どもの現代病

文部省が幼稚園から高校生を対象に実施した調査で、視力が1.0未満の子供の割合が近年増加傾向でどの世代も35年前に比べると約1割増えています。

裸眼視力1.0未満の割合の推移 平成26年 文部省

全ての原因がスマートフォンとは限りませんが、使用頻度が増えていることを考えると今後も注目したい点だと思います。

参照:厚生労働省

まばたきをしていますか?

まばたきは目を開けたり閉じたりする運動です。

目を開けたままにしていると乾燥してしまうのでそれを防ぐのがまばたきの役割です。

普段の生活で私たちの目は1分間に約20~30回繰り返しています。

スマートフォンやゲームでスクリーンタイムが増えると、長時間画面をじっと見ている状態が続き(VDT=Visual Display Terminals)まばたきの回数が減ります。

涙は涙腺で作られ、まばたきによって薄い膜となり眼の表面にいきわたります。

まばたきの回数が減り、目の薄い膜の役目をする涙が出る量が減ると「ドライアイ」の原因になります。目の乾燥以外にも疲れ、痛み、赤い、まぶしいという症状もドライアイの可能性があります。

ドライアイの多くはパソコンの長時間使用によるライフスタイルが影響しています。

ドライアイ予防のために

パソコンのモニターを少し見下ろす感じに調節する

パソコン作業の合間に目を定期的に休め、まばたきを意識的にする

1時間のVDT作業を行った場合、15分程度の休憩をとる

部屋の明るさよりもモニターが明るくならないようにする

部屋のエアコンを使用する場合、乾燥しすぎないように部屋の湿度を保つ

スクリーンは顔から60㎝以上(腕の長さ)離す

文字が見にくければフォントを大きくする

眼のトラブル予防におうちのメディア環境や生活習慣の見直しをしましょう。

参照: 厚生労働省 VDT’作業ガイド まばたき日本眼科学会 国民健康保険 眼精疲労

ストレートネック障害

スマホを見る時のちょっと下を向く姿勢。

首は緩やかにカーブして重たい頭をクッションのように支える役割がありますが、うつむいた姿勢を長時間続けていると首が直線に近い状態になります。

実はこの状態は首にとても負担をかけていて頭痛、肩こり、首の痛み、めまい、吐き気の症状も出ることがあります。

指の腱鞘炎

同じ動作を繰り返すことで起きる腱鞘炎。

スーパーのレジ打ちを続ける人などがよく訴える症状です。

この炎症が子供にも増えているそうです。

スマホやゲームのボタンを親指で操作することにより親指だけ使い続けることになり、親指の付け根近くの腱が炎症を起こして親指を伸ばしたり広げたりするときにに痛みが起こります。

参照:総務省

目のトラブルケアに役立つ成分

紫外線対策には紫の食べ物で ブルーベリー

ブルーベリーの紫色が「アントシアニン」という色素でポリフェノールの一種です。沖縄の紅芋、ナス、ぶどうにも多く含まれています。

果実が太陽の日差しから身を守るために蓄積する成分で、紫外線を吸収して体内への侵入を防ぎます。

この抗酸化作用の働きで老化から目を守ります。

まぶしさケアにルテイン

コンピューターやデジタル機器から発せられるブルーライト(青色光)や紫外線を吸収してブロックする性質があるというのがルテインで「天然のサングラス」ともいわれています。

目の奥にある黄斑は黄色の部分でコントラスト(色の濃淡)を調節します。

その成分が「ルテイン」です。

ブルーライトは黄斑まで届き黄斑にダメージを与え、黄斑がなくなるとブルーライトが直接視神経まで届き、徐々に視界がぼやけてきて視力が低下します。

もっとひどくなると黒点が視界を妨げるようになります。

カロテノイドは、動植物に存在する黄色または赤色の色素で強い抗酸化作用を持っています。

植物が紫外線などのダメージから身を守るために作りだす色素で水に溶けにくく、油に溶ける性質を持っていて、カロテン類とキサントフィル類の2種類があります。

キサントフィル類の代表なものとしては、ルテインアスタキサンチンがあります。

カロテノイドを多く含む食品はさつまいもの葉、ほうれん草、ケール、かぼちゃなどの緑黄色野菜、マンゴー、柿、海藻水、卵黄やお茶、抹茶にも含まれています。

目のサプリメントにはマリーゴールドのルテインを使用したものがあります。

人間の皮膚や内臓など体内に存在し、特に瞳に多く存在していますが、年齢とともに体内ルテインが減少するので補う必要があります。

黄斑の破壊による視力の低下は、ルテインを摂取することで改善されることが証明されています。

ルテインを摂取することで体の減少した黄斑を増やすことができます。

ルテインの推薦摂取量6㎎/日が必要だと厚生労働省の調査で報告されています。

参照:健康食品 内閣府食品安全員会  厚生労働省JAMA. 2013; 309(19): 2005-2015

現代病ってなんでも「すぎること」が原因の習慣病が多いですね。

食べ過ぎ、飲みすぎ、目の使いすぎ。

そこいくと昔の人は、ほどほどをわきまえていたり、自然に玄米、お茶、甘酒を生活に取り入れていたりして普段から健康管理していたと感心します。

病気になってからそれに対応するよりも日頃から病気にならない為の予防に心がけたいですね。

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