グリーンBZ④日本だからできる農業革命

若者の就職先といえば、インターネットを使ったハイテク企業に注目が集まりがちです。

でも、大きくなる会社の秘密は社長が「A+B」を実行しただけなんですね。何か新しいものを発明しなくても「今あるもの+α」をすることで新しいビジネスにつながるということです。

そこで注目したい「伝統産業+IT」で新しい形を作る幅無限大なのが次世代のグリーンビジネス、農業です。今回は、日本の若者に教えたい次世代のグリーンビジネスについてご紹介します。

Check out my books

百姓という言葉の意味は「百人の姓を持つ者


気象、生物、備瀬物、医学、薬学、化学、経営学と百の知識があり、様々な学問に精通しているという意味に使われていました。

基本、私たちは生きるため=衣食住のために働いています。「生きるために食べる、食べるために働く」のであれば日本の経済を支えているのは農業かもしれません。

農業世代は高齢化しているのが2020年現在の実態です。でも、「高齢者の知恵+若者の知識」を合わせることで無限大の可能性がある産業でもあります。

例えば、農家の野菜をJAを通さないで独自ルーツで売るための流通の工夫を経済学の学生がマクロ経済の視点で考えてみたり、野菜を育てるだけでなく、無駄をなくす工夫をするレシピを開発する栄養学の学生がいたりしたら日本の農業も活性化すると思います。

専門的に勉強することはもちろん大切ですが、広い視野を広げてその専門性を見たときに新しい発想が生まれることもあるのではないでしょうか。

農家にとっても夏は収穫期で一番忙しい時期なので夏休み中の体力のある若者がいたら助かるし、学生にとっても自分の専門分野を新しい視点で学ぶためのヒントになると思いますよ。

ITと農業を可能にした次世代のグリーンビジネスの記事はこちら↓

安全で安価なオーガニック野菜を作る次世代の農業「美味しいものを安く提供、若い世代がテクノロジーを使用して農業に参加することを可能」にしたグリーンビジネスをご紹介します。

農業:金脈が隠れている日本の農業


日本の地理は北から南に位置し、海に囲まれ、盆地もあります。

美しい四季と多彩な味覚の食べ物に恵まれた国は世界で他にありません。

例えば、ギリシャ、イタリアで育つオリーブが伊豆諸島でも栽培されているように、北米のリンゴ生産も青森で十分生産可能。

海外の気候と風土の特徴を日本に当てはめると育つ可能性のある野菜、果物が多いので、なにも輸入に頼る必要はない気がします。

東京税関の報告によると

パイナップルはフィリピンから99%輸入  輸入金額114億円

ぶどうはチリとアメリカからほぼ97%以上輸入  輸入金額50億円

パイナップルといえば沖縄、ぶどうといえば山梨と国内生産可能です。

また、まだ食べられるのに捨てられる食べ物「食品ロス」が日本では年間約632万トン

日本人一人当たりに換算すると「毎日お茶碗約一杯分のごはんの量を捨てている」計算です。

食料品を輸入に頼っている現状、国内の農家収入減少、国民の年金減少について国民が何かおかしいと疑問をもったほうがいいと思います。

化学薬品を使用しない無農薬の野菜、果物の国内生産支援に税金を使った方が国民の健康にも利益があります。

割高な無農薬野菜の価格競争にもつながり、消費者が低価格で購入できるようにもなります。

海外ではローフードマイレージ、ローカルフードが健康に関心のある若い世代に人気があります。

次にどんなビジネスチャンスがあるのか一例をご紹介しましょう。

アボカド


サラダ、ハンバーガー、スムージ―と用途が広く人気が高いアボカド。

栄養豊富で森のバターと呼ばれ、脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などコレステロールを下げるといわれる不飽和脂肪酸が含まれます。

ビタミンEも豊富なので老化防止、高血圧予防、発がん抑制作用が期待されます。

財務省貿易統計によると、2018年は7万4096トンと10年前の(24073トン)の3倍以上が輸入されたそうです。そのうち88%がメキシコ産でその額なんと210億円

財務省貿易統計

国産のアボカドは、現在和歌山県と愛媛県で栽培され11月~2月に販売されます。

国内でアボカドプロジェクトを実施中の香川県で果樹園を営むアンファームの安藤さん。

ハウスでアボカドの木を育てること約7年。アボカドは日本国内で十分生産可能で、無農薬で手間がかからないし、収穫期が長いので効率がよく高齢の人に向いているそうです。

海外から輸入する果物は実が青い時期に収穫しコンテナで運ばれてくるので消毒もかかっていますが、国内生産だと木になったまま完熟させるので味、オイルの乗り、栄養価が断然違うそうです。

安心して食べられる野菜や果物の生産のためには安藤さんのようなイノベーター的生産者が必要です。まだまだ国産のアボカドは生産量が少なく、伸びしろ大ですよ!

アボカドプロジェクト実施中 アンファーム公式サイト Annfarm

参照: 日本の廃棄物処理の現状 アボカドの輸入について  果物の輸入

今回は、伸びしろ大のグリーンビジネスのほんの一例をご紹介しました。

スマホ、ゲーム、TVを見ながら孤食に慣れてしまった若者世代にこそ、次世代の「食育」をテーマにビジネスを展開してほしいと思います。 


幼稚園の先生とおばあちゃんが薦める絵本はこちら→「たね」「はっぱとねっこ

あわせて読みたい関連記事はこちら↓

ヨーロッパから始まり欧米ではすっかり浸透した若者たちのアーバン・ガーデニング/エディブル・ガーデン(Urban Edible Garden) 今回は、子供の食育に役立つ野菜作りと日本でもはじまった畑シェアリングについでご紹介します。

シェアする

フォローする