肉を超えた100%野菜のビヨンド・ミート

アメリカで最も生活になじんだ食品ハンバーガー。国民が週に3個の割合でハンバーガーを消費する国で人気急上昇中の100%植物ベースのビヨンド・ミート(Beyond Meat)

今回は、アメリカで注目のグリーンビジネスについてご紹介します。

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ベジタリアンにも肉好きにもおいしいベジ・ミート

Beyond Beef Burger

アメリカといえばハンバーガー!

肉好きの人にとってあのがっつりした食らいつき感が好きなんだという人もいるはず。

今回おすすめしたいのがハンバーガーの国・アメリカから生まれたビヨンド・ミート

味も見た目も満足感のあるグルテン、大豆、GMO無添加の100%植物性のハンバーガーパティ。

このビヨンド・ミートがすごいと思うのがベジタリアンだけではなく、肉好きの人が食べてもおいしいというところ。

アメリカのハンバーガーショップで食べたビヨンド・ビーフバーガーの感想は

「えっ、これが100%野菜!?」

見た目も風味も食感もビーフ100%と変わらない味わいで、豆を材料にした時にある口の中に豆の皮を感じるパサパサしたドライな感じがなく、ジューシーで肉そのものの満腹感があります。

普通のハンバーガーよりも$1割高で、アメリカだとキッズセットのチーズバーガー、ポテトとジュースがついて$5で買えるのにバーガー1つで$7と高い価格設定です。(2019年現在)

今まで他社が作った豆腐や大豆をベースにしたベジタリアンバーガーやソーセージなども食べてみましたが味や食感がいまいち、とにかくクオリティの高さが違います。

ハンバーガーショップで高値の設定で展開をはじめたビヨンド・バーガーは、一時品切れで在庫入荷待ちになるほどの人気。

それに伴い、アメリカのコストコでの肉コーナーでベジミート、ソーセージ、チキンを売り出し、ファーストフードチェーン店でビヨンド・ミートを取り入れたメニューが増えています。

おいしいだけじゃない!体にも地球にも優しい商品

もともと地球環境に興味があった創立者イーサン・ブラウン氏は、前職は地球温暖化に貢献するクリーン・エナジーの関係会社に働いていました。

その一方、会社のランチで口にするのはハンバーガー。

全世界の温室効果ガス排出の18%が畜産業関連といわれ、中でも排出ガスの多い牛肉生産。

牛肉は生産過程が非効率であると同時に、牛自身が呼吸やたい肥などで温室効果の高いメタンガスを多く排出しています。

「どうして動物を飼育してまで肉食品を作らないといけないのだろう?」

こんな疑問を持ったことがブラウン氏が100%植物性のベジバーガーパティ・ビヨンド・ミートを作るきっかけとなりました。

ビヨンド・ミート公式サイト Beyondmeat.com

食肉加工食品の現状

加工食品の健康への影響 がんのリスク16%増加、心臓病のリスク 21%

地球温暖化に影響している家畜の二酸化炭素排出量 51%

世界的資源の制限 家畜を飼育するために地球上の約45%を使用している

動物愛護 660億の家畜が毎年食品のために命を失っている

ミシガン大学のライフサイクル分析によると植物ベースのビヨンドバーガーと1/4ポンド(115g)のビーフバーガーに使用する肉の生産に必要な牛飼育と加工過程で環境に与える影響を比較した場合、

VS
The Beyond Burger   The Beef Burger

※Beyond Burger Life Cycle Analysis from Official site

水 99% 少ない

・土地利用 93% 少ない

・二酸化炭素排出 90% 少ない

・電気エネルギー 46% 少ない

食品生産を動物から植物にすることで地球環境に与える影響は46%~99%減らせました。

さらに地球温暖化、人間の健康、動物愛護、世界的資源の制限への貢献も製品作りの会社理念にしていています。その上で味と食感には妥協しないで製品開発しました。

<材料>

  • GMO、大豆、グルテン、ホルモン剤、抗生物質は一切使用していない
  • エンドウ豆のタンパク質、なたね油、ココナッツオイル
  • 肉のような赤身は新鮮なビーツをカラーパウダーにして使用している
1パック8OZ(227g)当たり 290カロリー
脂肪分 22g 飽和脂肪分 牛肉より約25%少ない
炭水化物 6g  
タンパク質 20g エンドウ豆、緑豆(マング・ビーン)、米のタンパク質使用

※同量牛肉のバーガーよりもタンパク質が豊富

植物繊維 3g  
塩分 450㎎  

地球温暖化対策の国際的枠組みを決めたパリ協定を離脱したアメリカ。

その中から温室効果ガス排出量を減らして地球に貢献するエコ企業がでてくることは、今後のアメリカ・グリーンビジネスの発展が楽しみです。

地球環境問題に興味があるというアメリカ俳優のレオナルド・ディカプリオ氏やマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏も出資者として参加しています。

日本やアジアでも2019年には市場展開がはじまるというニュースがあります。

アメリカのコストコで買えるので日本のコストコもチェックしてみて下さいね。

「ベジタリアンバーガーを食べながらダイエット」

美容とダイエットサプリ商品の次のトレンドになるかもしれませんよ!

参照:2009 worldwatch.org Beyond Meat Press Kit

“Risks associated with processed meats.” Archives of Internal Medicine. 2. “Livestock & Climate Change.” Goodland &: Anhang, 2009, Worldwatch.org. 3. “A Global Assessment of the Water Footprint of Farm Animal Products.” Mekonnen &: Hoekstra, 2010. 4. “Livestock and Climate Change.” International Livestock Research Institute, 2011. 5. FAOSTAT

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